
2026/08/18/TUE 19:00-23:00
GLOBAL ARK開催直前SPECIAL
「今日へと続く日本クラブカルチャーの軌跡」― テクノ以前にテクノを予兆した史実
●TALK:DJ MIKU、J.A.K.A.M.(MOOCHY)、DJ KENSEI(予定)、弘石雅和(U/M/A/A Inc. CEO)●MC:宇川直宏
●DJ SET:J.A.K.A.M.、DJ YOGURT、NUTMEG、heykazma|BROADJ#3576
■GLOBAL ARK開催直前スペシャル 「今日へと続く日本クラブカルチャーの軌跡」― テクノ以前にテクノを予兆した史実
GLOBAL ARKの主宰者であるDJ MIKUは、1980年代後半、ニューウェーブを中心としたプレイスタイルから、ヒップホップ、R&BのDJへと一時的に転身します。そして、横浜サーカスやクラブラゼルで週末のゲストDJとしてプレイし、その当時に出会ったのがDJ KENSEIです。当時はヒップホップを軸に活動していたものの、並行してデトロイト・テクノに惹かれ始め、1990年にベルギーの名門レーベルR&S Recordsの作品と出会ったことが、大きな転機となります。
もともとニューウェーブDJとしてのルーツを持っていたDJ MIKUは、R&S Recordsがリリースするサウンドにニューウェーブの感性を感じ取り、その世界へ強く惹かれていきました。それがテクノへの没入、そして日本のテクノ黎明期を代表するパーティー key-energy へとつながっていきます。DJ MIKUは、key-energyを立ち上げたウラタ タカヒロに誘われ、レジデントDJとなりました。毎回4時間から5時間に及ぶロングセットを行っていたため、DJ MIKUのパーティーと思われることも多くありましたが、主宰者はウラタ タカヒロでした。
一方、R&S RecordsからKEN ISHIIが作品をリリースしたことを契機に、日本でもテクノムーブメントは大きな広がりを見せるようになります。当時、そのシーンを牽引していた一人が弘石雅和です。弘石雅和はソニー・ミュージック内にテクノ部門、通称ソニテクを設立し、R&S Recordsとソニー・ミュージックによるジョイントベンチャーを立ち上げました。そこからKEN ISHIIやBOOM BOOM SATELLITESを世界へ展開すると同時に、海外テクノアーティストの作品もライセンスリリースしていきました。
また、これらのテクノシーンとリンクしながらも異なる文脈の中で、少し後にJ.A.K.A.M.、当時MOOCHYらが主催するRHYTHM FREAKSが始まります。RHYTHM FREAKSは、日本のドラムンベース・シーンを象徴する存在へと成長していきました。しかし1997年前後になると、DJ MIKU、DJ KENSEI、J.A.K.A.M.は、それぞれが築いてきたジャンルの枠を越え、よりアブストラクトで自由な音楽表現へと向かっていきます。
その流れの中で誕生したのが、レーベルNS-COMです。
テクノ、ヒップホップ、ドラムンベース、ダブ、エレクトロニカなど、それぞれ異なるシーンを歩んできたDJやアーティストたちが集まり、ジャンルという概念を超えたコンピレーションやアルバムを次々と発表していきました。DJ KENSEI率いるIndopepsychicsや、JUZU a.k.a. MOOCHYも、NS-COMのコンピレーションやヴァイナルに楽曲を提供していました。ほかにも、Chari Chari、Dub Squad、Susumu Yokota、Takayuki Shiraishi、Izuru Utsumi、Ebizoo、Hidenobu Ito、Fencing Mania & Masaaki Kikuchi、DJ TASAKA & TA-1、DJ MIKU、LOTUSなど、ジャンルを越境してきたDJやアーティストが集まっていたのが、レーベルNS-COMです。現在開催しているGLOBAL ARKが、テクノフェスという枠に収まらない理由も、このNS-COMの思想にあります。ジャンルではなく、音楽そのものの可能性を追求する姿勢がイベントの根幹にあり、ラインナップの中核を担うアーティストたちにも、NS-COMに参加してきたメンバーが数多く名を連ねています。
本企画では、1980年代から90年代にかけてのクラブカルチャーの変遷と、現在に至るまでの日本のテクノ、ヒップホップ、ドラムンベース、セカンド・サマー・オブ・ラブ、クロスオーバー・ミュージックがどのように交差し、現在のGLOBAL ARKへとつながっていったのかを、当事者だからこそ語ることのできるリアルなエピソードとともに紹介していきます。さらに、1980年代のヒップホップやエレクトロについても掘り下げます。
弘石雅和も1980年代後半にはMC YMO名義で活動しており、当時の日本におけるヒップホップ、エレクトロ、テクノ前夜の動きについて、それぞれの視点から振り返ります。同時に、当時の電子音楽系ニューウェーブについても取り上げ、MUTE Recordsや、そのサブレーベルであるNovaMuteからリリースされたRichie Hawtin、Plastikman、Speedy J、Luke Slaterらの作品が、どのように現代のテクノへとつながっていったのかも、時間の許す限り解説していきます。
また、この一連のテクノ史を若い世代はどのように見るのかという視点から、今回のGLOBAL ARK最年少出演者である16歳のheykazmaに、番組の最後で感想を聞きます。heykazmaは、弘石雅和が代表を務めるU/M/A/Aに所属するアーティストでもあり、異なる世代から見た日本クラブカルチャーの歴史と現在についてインタビューします。

●DJ MIKU(GLOBAL ARK)
1980年代よりNew Wave、Electro、Techno、HipHop、Discoを基盤にDJとして活動を開始し、東京のクラブ/ディスコでレジデントを務める
1990年代初頭には東京アンダーグラウンドシーンで活動し、key-energyの主要レジデントとして長時間にわたるDJセットを展開した
1996年にNewStage Recordsを設立し、その後NS-COMをはじめ複数のインディペンデントレーベルを通じて国内外の作品をリリース
2012年には野外フェスティバルGLOBAL ARKを立ち上げ、GLOBAL ARK RECORDINGを設立するなど、DJ、レーベル運営、イベントキュレーションを横断しながら活動を続けている
http://djmiku.com
●J.A.K.A.M.(NXS / CROSSPOINT)
15歳よりバンドとDJの活動を開始。世界各地でのフィールドレコーディングを取り入れた独自のサウンドで、ダブ、テクノ、民族音楽、アンビエントなどジャンルを横断する作品を発表してきた。2003年以降はキューバを皮切りに各国でレコーディングを重ね、レーベルCROSSPOINTを設立。ソロ活動に加え、多数のユニットやリミックスワークでも高い評価を受けている。音楽制作のみならず映像作品やアートブックのプロデュース、野外フェス「Oneness Camp “縄文と再生”」の企画など、その活動はジャンルや表現の枠を超えて広がり続けている。
https://www.dommune.com/streamings/2024/011101/
●DJ KENSEI
80年代半ばよりDJと制作活動を開始し、黎明期のジャパニーズヒップホップシーンから活動を続けるDJ/プロデューサー。多彩なセレクトとサウンドコントロールによって独自の音空間を構築し、DJ KENSEI、Indopepsychics、Kemuri Productions、Banana Connection、Final Drop、Outerlimits Inc.、Nude Jazz、Coffee & Cigarettes Band、OMA'N'SEI、Ispaar Band、Colorful House Band、KOKENSHOW、LOOPSなど、数多くの名義やプロジェクトで作品を発表してきた。制作とDJの双方において、エレクトリックな音源でありながら有機的なグルーヴと感覚を重視するスタイルを持ち、現在は多次元的にサウンドやアートへと展開するレーベルsorameccer sound designも手掛けている。
https://djkensei.com/profile
●弘石雅和(U/M/A/A Inc.)
音楽 × アート事業を手掛けるプロデューサー、U/M/A/A Inc. CEO/音楽の計画株式会社代表。大学在学中にストリートカルチャー系セレクトショップSHOP 33を経営し、1990年にアルファレコードへ入社。1994年にはソニーミュージックでテクノ部門を立ち上げ、KEN ISHII、BOOM BOOM SATELLITES、UNDERWORLD、APHEX TWINなどの作品に携わる。ベルギー、ロンドン赴任を経て、2001年にロンドンと渋谷でクラブミュージック専門レーベルThird-Earを設立し、バルセロナの音楽フェスSONARのサテライトイベントを国内で主催。2004年にはYMO再結成のきっかけともなったHASのツアーをオーガナイズするなど、クラブ/エレクトロニック・ミュージックからネット発の音楽シーンまで、長年にわたり活動している。https://ja.wikipedia.org/wiki/弘石雅和
●宇川直宏(DOMMUNE)
現“在”美術家・DOMMUNE主宰。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、多岐にわたる活動を行う。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、自由な表現活動を行っている。2010年3月に個人で開局したライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続ける。開局10周年となる2019年11月に渋谷PARCO9Fに移転。SUPER DOMMUNEとして、最前衛テクノロジーと共に進化を遂げた。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞(2021年)。
https://www.dommune.com/
●DJ YOGURT(Upset Rec)
GOAの野外パーティーで受けた衝撃をきっかけにDJの道へ進み、帰国後はレコード店で経験を積みながらDJ活動と楽曲制作を開始。15年間にわたりレコードショップで培った知識を背景に、日本各地のクラブ、野外パーティー、フェスティバルでプレイ。数多くのレコードやCDをリリースし、高い支持を集めてきた。
●NUTMEG
東京を拠点に活動するDJ/コンポーザー。90年代トランスの情感とサイケデリック・テクノの質感を融合させたサウンドを軸に、緊張と解放を描く没入型のロングセットを展開している。2025年にDefuse Reality RecordsよりデビューEP『TipLia』をリリースし、現在はMKA Audio Records第1弾作品となる2曲入りEPをリリース予定。ドイツのSpace Drum Meditationによるサポートをはじめ海外からも注目を集めている。主宰パーティ「ALA」の運営や国内外アーティストとのコラボレーションを通じ、音楽を軸とした空間づくりと国際的な交流を広げている。
●heykazma
2010年生まれのDJ、作曲家、モデル、オーガナイザー。
9歳からDJ活動を開始し、VOGUE「Best Dressed 2025」選出や「ele-king」での連載、自主企画「yuu.ten」の開催など、多方面で活躍。2026年にはデビューEP「15」をリリースし、東京アンダーグラウンドシーンで注目を集める新世代アーティスト。

GLOBAL ARK 2026 - THE PRESENCE -
Date:2026.08.21(FRI)-23(SUN)
Venue:Nozori Lake Campground、Gunma, Japan
Featuring D-Leria、Mathys Lenne and more than 40 artists
自然の中で音と向き合い、人と繋がり、自然界のすべての生命と共に、その場に存在することの意味を感じる3日間。GLOBAL ARKは2012年のスタート以来、DIY精神のもと、音楽・自然・コミュニティを大切にしながら、野外パーティーを創り続けてきました。2026年のテーマ THE PRESENCE には、音楽、人、自然、そしてそこに存在するすべての生命との繋がりを見つめ直すという想いが込められています。

■GLOBAL ARK Official Website
■Tickets
■Accommodation & Access
Bus Tour Reservations
①Shibuya AXSH ⇆ Nozoritoge Rest House & Hana-no-Eki Parking Area
②Naganohara-Kusatsuguchi Station ⇆ Nozori Lake Campground
■ Bungalow Sold out
| ENTRANCE | ¥2000(超エクスクルーシヴ限定50人スタジオ観覧者をPeatixにて予約受付中です!! ▶︎https://globalark.peatix.com もしくは当日直接スタジオにお越しください!! またエントランスで必ず1DRINKをご注文ください!!) |
|---|---|
| PLACE | 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 15-1 Udagawa-Cho Shibuya-ku Tokyo 150-0042|Shibuya PARCO9F「SUPER DOMMUNE」 SUPER DOMMUNE FLOOR GUIDE MAP |
| ■ ご来場者はカメラに映る可能性がごさいますので、ご了承のうえご参加ください。 ■ スタジオには、クロークやロッカーございません。手荷物は少なめでご来場のうえ、ご自身での管理をお願いします。 ■ ドリンク類はスタジオ内でお買い求めいただけます。お飲み物の持ち込みはご遠慮ください。 |
- 発熱、咳、くしゃみ、全身痛、下痢などの症状がある場合は、必ずご来場の前に医療機関にご相談いただき、指示に従って指定の医療機関にて受診してください。
- 会場にて万が一体調が悪くなった場合、我慢なさらずに速やかにお近くのスタッフにお声がけください。
- 会場には、クロークやロッカーはございません。手荷物は少なめでご来場の上、ご自身での管理をお願いいたします。
- 本イベントはDOMMUNEからの生配信を実施いたします。
DOMMUNE YouTubeチャンネル(http://www.youtube.com/user/dommune)、もしくはDOMMUNE公式ホームページ(https://www.dommune.com)からご覧いただけます。 - 生配信では、YouTubeのスーパーチャット機能による投げ銭を募っております。何卒サポートをよろしくお願いいたします。
- 会場の関係などにより、開演時間が前後する可能性があります。予めご了承ください。




